23.2.16

掛川宿より浜松宿へ廿八キロ


ここ掛川宿は内助の功で名高い千代の夫山内一豊や、数々の逸話を残す太田道灌の一族太田氏がおさめた掛川城の城下町。

朝食を済ませホテルを出る。少し歩けば広重の浮世絵でも有名な秋葉街道との分岐大池橋へと至る。



原川の松並木を通りしばらく行けば廿七番目の袋井宿に着く。





東海道のちょうど真ん中袋井宿は宿場の入り口に茶屋がある。その名もど真ん中茶屋。
旅の記念にここで一休みしようと考えながらここまで来た。まず外で写真を撮っているってえと

茶屋のおやじ:お休みなさいませ!どうぞどうぞ中へ!

三平:...(苦笑)

もう中からの圧力がとんでもない。休んでいけ茶でも飲めとうるせえ。グイグイとがぶり寄ってくるスタイルが三平はどうも苦手で愛想笑いでその場を立ち去る。

本陣あとに目もくれず、後味悪く宿場を出た。

太田川を渡りしばらく歩けば廿八番目の見附宿に着く。
ヤマハスタジアムにほど近く道の両側にジュビロ磐田の旗がなびく。





磐田駅も過ぎ見えるは信州諏訪湖に源を発する天竜川。
ここを渡ると中野町という場所にきた。実距離で京へ六十里江戸へ六十里の真ん中。ゆえに中野町。

宿数実距離ともに京側へ入りほどなくすれば廿九番目の浜松宿へ到着。



水野忠邦をはじめ歴代城主の多くが江戸幕府の重役に出世した「出世城」浜松城下の宿。

今宵からしばらく、箱根湯本にて救われし友人宅にお世話になる。

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