22.9.15

最近よく目にすることについて。


ぺぺ:今の状況...いくらオレでもね、無関心ではねそんなにはいられない感じではあるよね。

みやぎ:うんうん。

ぺぺ:正直ね。無関心ではないんだけれど今ちょっと思うのは、今は黙っているときかもなって。

みやぎ:あー、なるほどね。まぁなー。

ぺぺ:元々世界史好きだし、あとは日本史のこともいろいろと勉強するようになったりとかいろい ろ(本を)読んでて、日本っていう国のすごく特殊な部分とかさ、日本人っていうその気質の特殊さとかそういうものを考えると、すごく理論が飛躍する部分ではあるんだけど、あのー、戦争を起こすような人ってね、逆にあぁいうデモをする人なんじゃないかなって。

みやぎ:あー、そう!それは。

ぺぺ:そういう感覚がすごくあって、どっちかっていうとそっちの方が怖さを感じる。

みやぎ:うんうん。

ぺぺ:この国の特殊さって言うか、一つの特徴みたいなもので、国民が熱狂するとあまりいいことが起きない。

みやぎ:はいはい。

ぺぺ:明治維新の時も、長州藩が先頭きってやってたわけだけど、まあ薩摩会津もあったけど、その長州藩では「勤王志士」とか「尊皇攘夷」思想とかでそういうもので盛りあがりすぎて、上の人たちっていうのはさ、所謂お殿様とか重臣の人たちっていうのは、御前会議では、このままいくとまずいよね、この判断は間違っているよね、っていうのは分かりつつそれよりも目の前の民衆暴動とか、“沸騰した状態”を優先してしまう。

みやぎ:あー、なるほどね。

ぺぺ:長州の場合それが「うちは攘夷でいきます」「外国船打ち払いでいきます」っていうことにね。本当はそれはしちゃいけないっていうことが分かってたのに、攘夷派の人々を治めるためにそうしちゃう。その結果外国にボッコボコにされちゃった。

みやぎ:うん。

ぺぺ:このあいだ、「今日のダーリン」(ほぼ日刊イトイ新聞内のコンテンツ)で糸井さんが書いてたけど、人間ってそんなに変わらないよね。

みやぎ:んーあー、書いてたかもしれない。

ぺぺ:うん。身体の作りも食べるものも、そんなに劇的には変わっていないじゃない。

みやぎ:うんうん。

ぺぺ:てなるとさ、そんなに飛躍的に考え方が変わったりとか思想が変化したりとかは、やっぱりあんまり考えずらいよね。

みやぎ:うん。そうね。

ぺぺ:こうやって日本人っていうものの特徴に鑑みて今の現状を見てみると、なんかこうどちらかと言うと、法案云々っていうよりはそっちの心配の方が...

みやぎ:なるほどね。

ぺぺ:第二次世界大戦にしても、戦争このまま突入したら間違いなくおかしい方向に行くっていうのは分かっていたわけだよね。上層部の人たちは。

みやぎ:うんうん。

ぺぺ:だから戦争を最後まで止めようとしていた人たちもたくさんいたし。でも、国民が熱狂しすぎてその方向に行ってどうしようも止められなくなったから、ああいう戦争になっちゃった。

みやぎ:うん。

ぺぺ:っていうことは、だよね。

みやぎ:なるほど。

ぺぺ:なんかすごくね、そういう風に見える。

みやぎ:うーん、まあな。

ぺぺ:正直両者の言い分は分かるんだよね。

みやぎ:うん。そうそう。

ぺぺ:そう。言ってることが正しくないわけでもないしさ、両方とも。

みやぎ:うん。なんかね、どっちの意見も間違ってはいないと思うんだけど、行動が間違っている人が多いよね。

ぺぺ:うんうんうん。

みやぎ:デモするにしてもさ。なんかもっとうまく伝える方法があるんじゃないかなって思うよね。

ぺぺ:うん。

みやぎ:あのやり方をしちゃったりら、なんて言うんだろう、「バカなことやってんな」って思われちゃうし、それこそデモって昔から形全然変わってないじゃん。

ぺぺ:うんうん。

みやぎ:なんかもっと、なんだろうね、スマートに反対する方法っていうかさ。まあでも、一般人だったら何人か集まって大声出すくらいしかできないのかもしれないけど。

ぺぺ:あー。

みやぎ:なんだろうね、もっとスマートで本当に反対しているんだっていうことをもっと上手く伝えられる方法ってあると思うんだよね。

ぺぺ:うん。そうだね。それと、この議論の中で一番大切にされなきゃいけないものって、というよりいつも大切にされなきゃいけないものって“人の命”じゃない。

みやぎ:うん。

ぺぺ:反対している人は「人の命が危険にさらされるから」、賛成している人は「人の命を守るため」なんだ、っていうことだよね。

みやぎ:うんうん。そうだね。

ぺぺ:根本はここじゃない。それが、「反対反対」「賛成賛成」でやっていると抜け落ち始めちゃうんじゃないかなって。

みやぎ:あー、うーん。

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